過去の取引に関しても過払いが発生していれば取り戻すことができるのでしょうか。現在も返済を続けているのであれば請求できる可能性は高いと考えられますが、すでに完済している場合にはどのようになるのでしょうか。結論的に言えば、完済していてもそうではなくても請求することはできます。関西前の取引も含めて、すべての取引が対象になるのです。

ただ、注意しておかなければならないのが消滅時効です。消滅時効が成立することによって、それ以前の借り入れについては返還請求ができない場合もありますから注意が必要です。長期間にわたって取引が行われていない場合に、請求ができなくなることがあります。では、その期間は具体的にどれくらいなのかということについてですが、これはケースバイケースです。

事案によって異なりますから、何年までなら良いというものではありません。過去の取引において過払いが発生していれば返還請求することは可能ですし、実際に取り戻した人もいます。ですから、もしも可能性があるのなら弁護士や司法書士に相談してみるのは良いことでしょう。その際にはできるだけ早く相談をするのが良いです。

ちょっとの期間の違いで消滅時効が成立してしまう可能性もあります。また、貸金業者が営業を停止してしまうと、返還もできなくなるケースもありますし、返還される過払い金がかなり安くなることもあります。このようなことを考えてみても、早く相談するメリットは大きいと考えられます。