過払い金の返還にかかる期間

過払い金を返還してもらうまでには時間がかかります。まず貸金業者側に取引履歴を開示させることが必要となります。そして、それをもとにして利息制限法に当てはめて引き直し計算を行います。ここまでやって、過払いが発生しているのかどうかがわかります。

取引履歴の開示については、請求を行ってから手に入れることができるまでに1か月から3か月くらいかかることもあります。スピーディに対応してくれる業者なら数週間くらいで開示してくれることもありますが、長い場合もありますから注意が必要です。過払い金の返還を行うためには交渉が必要となります。貸金業者は和解案を提示してくることになるでしょうから、それに応じるのかどうかという判断を随所で行っていかなければなりません。

交渉には応じないという姿勢を貫くこともできます。和解が成立しなかった場合には訴訟に発展することもあります。訴訟にも時間はかかります。1年くらいかかることもあります。

ただ、訴訟をしようと思ってそれを貸金業者に伝えると、実際に訴訟になる前に和解が成立することもあります。それによって早期に返還されることもありますから、訴訟になれば必ず長引くというものでもありません。期間を短くしたいのなら、早く和解に応じるのが良いです。和解に応じることによって、全額を取り戻せないことが多いです。

たとえば半額から6割くらいで和解に応じてもよいと考えるのなら、かなり早く取り戻せます。

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